早稲田大学大学院 心理系院試対策|公認心理師・臨床心理士・研究計画書を解説
早稲田大学大学院で公認心理師・臨床心理士を目指すには
人間科学研究科 修士課程2年制 臨床心理学研究領域の院試・研究計画書・心理相談室・教員専門分野まで解説
早稲田大学大学院 人間科学研究科の修士課程2年制 臨床心理学研究領域は、首都圏の心理系大学院の中でも知名度・実績ともに高い進学先の一つです。
人間科学という学際的な枠組みの中で、心理臨床を医学・教育・福祉・産業・行動科学とつなげて学べる点が大きな特徴です。
早稲田大学大学院 人間科学研究科 研究領域
早稲田大学大学院の臨床心理学研究領域は、公認心理師に完全対応し、臨床心理士についても第一種指定大学院です。
また、所沢キャンパスには心理相談室が設置されており、大学院での臨床心理学研究と教育の一環として、カウンセリングや心理療法が行われています。
本ページでは、早稲田大学大学院を目指す受験生に向けて、院試内容、研究計画書、教員専門分野、心理相談室、公認心理師・臨床心理士資格、Meg心理師国試予備校でできる対策までを整理します。
公認心理師に完全対応し、臨床心理士第一種指定大学院でもあります。
人間科学の学際性を背景に、認知行動療法、行動分析学、学校臨床、医療心理学などを横断して学べます。
出願前に希望教員の説明会参加が必要であり、志望教員と研究計画の整合性が非常に重要です。
早稲田大学大学院 臨床心理学研究領域の基本情報
| 大学院名 | 早稲田大学大学院 |
|---|---|
| 研究科 | 人間科学研究科 |
| 専攻・研究領域 | 修士課程2年制 臨床心理学研究領域 |
| キャンパス | 所沢キャンパス(埼玉県所沢市三ヶ島2-579-15) |
| 目指せる資格 | 公認心理師受験資格、臨床心理士受験資格 |
| 主な進路 | 民間総合病院、スクールカウンセラー、公立児童相談所、家庭裁判所調査官補、法務省専門職員、大学教員など |
| 公式情報 | 早稲田大学大学院 人間科学研究科 |
※入試制度、募集人員、資格対応、教員体制、実習内容は年度により変更される可能性があります。出願前には必ず最新の公式情報をご確認ください。
公認心理師・臨床心理士への対応
公認心理師を目指す場合
早稲田大学大学院 人間科学研究科の修士課程2年制 臨床心理学研究領域は、公認心理師に完全対応しています。
ただし、公認心理師国家試験の受験資格を得るためには、卒業した大学において「公認心理師」の受験資格取得のために必要な科目を修得していることが前提になります。
そのため、早稲田大学大学院を目指す場合は、学部段階での履修状況と、大学院で必要となる履修計画の両方を意識して準備する必要があります。
臨床心理士を目指す場合
早稲田大学大学院 人間科学研究科は、日本臨床心理士資格認定協会の第一種指定大学院です。
臨床心理士を目指す場合は、臨床心理学研究領域の特定の研究指導を受け、所定の科目の単位を修得し修了することが必要です。
公認心理師と臨床心理士の両方を視野に入れる場合は、資格制度の違いを理解した上で、大学院入試、研究計画書、実習、国家試験までを一貫して設計することが重要です。
早稲田大学大学院の強み|学際性と心理相談室での実践
早稲田大学大学院 人間科学研究科の強みは、心理学を単独の学問として学ぶだけではなく、人間科学という学際的な枠組みの中で学べる点にあります。
心理臨床を、教育、医療、福祉、産業、行動科学、発達支援などの多様なテーマと結びつけて考えやすい大学院です。
また、所沢キャンパスには心理相談室が設置されており、大学院での臨床心理学に関連する研究と教育の一環として、
心の問題を抱えた人へのカウンセリングや心理療法のサービスが行われています。
心理相談室には面接室やプレイルームなどが設置され、カウンセリング、行動療法、認知行動療法、プレイセラピーなどが用いられています。
研究計画書では、この「早稲田らしさ」をどう扱うかが大切です。
つまり、単に「有名大学だから」「資格が取れるから」という理由ではなく、
自分の研究テーマが、どの教員の専門分野と結びつき、どのような臨床現場や実践と接続するのか
を明確にする必要があります。
研究と実践の両方を高いレベルで深めたい受験生にとって、早稲田大学大学院は非常に魅力的な進学先です。
早稲田大学大学院 臨床心理学研究領域の院試内容
早稲田大学大学院 人間科学研究科の修士課程2年制一般入学試験では、
研究計画等に関する出願書類、専門科目試験、面接試験によって評価され、英語力については大学が実施する英語試験、または英語外部検定試験によって評価されます。
また、臨床心理学研究領域への出願を希望する場合は、各自が希望する教員の臨床心理学説明会への出席が必要です。
| 項目 | 内容 | 対策のポイント |
|---|---|---|
| 出願書類 | 研究計画等に関する書類 | 研究テーマ、志望教員、方法論、早稲田で学ぶ理由を一貫させる |
| 専門科目試験 | 専門領域に関する学力評価 | 臨床心理学、心理査定、心理療法、研究法、発達、教育、医療、統計などを横断的に整理する |
| 面接試験 | 研究遂行力・意欲・適性の評価 | 研究計画の妥当性、教員との適合性、将来像を自分の言葉で説明する |
| 英語 | 大学の英語試験または外部検定試験で評価 | 心理学英語と読解力、学術的な英語への耐性を養う |
| 説明会 | 希望教員の臨床心理学説明会に出席が必要 | 志望教員と研究テーマの接続を事前に整理しておく |
※専門科目試験の実施形式や日程等は変更される可能性があります。必ず最新の入学試験要項・研究科公式ページをご確認ください。
教員紹介と専門分野|研究計画書でつなげやすいテーマ例
早稲田大学大学院 人間科学研究科 臨床心理学研究領域には、認知行動療法、行動分析学、発達心理学、学校カウンセリング、発達障害、行動医学、医療心理学、職場メンタルヘルスなど、多様な専門領域の教員が在籍しています。
早稲田大学では、志望教員と研究計画の整合性が特に重視されるため、教員の専門分野を理解した上で研究計画書を作ることが重要です。
井合 真海子准教授|臨床心理学・認知行動療法・パーソナリティ障害
臨床心理学、認知行動療法、パーソナリティ障害を専門とする先生です。
臨床心理学の理論と実践、認知行動療法による支援、複雑な心理的課題を抱える人への援助などと接続しやすい領域です。
- 認知行動療法
- パーソナリティ障害への心理支援
- 心理療法プロセス
- 臨床心理学的介入
大月 友教授|行動分析学
行動分析学を専門とする先生です。
行動変容、支援技法のエビデンス、応用行動分析を用いた発達支援や臨床支援などと接続しやすい領域です。
- 行動分析学
- 行動変容
- 応用行動分析
- エビデンスに基づく支援
大森 幹真准教授|応用行動分析学・発達心理学・学習心理学
応用行動分析学、発達心理学、学習心理学を専門とする先生です。
発達臨床、子どもの学習支援、行動観察を用いた支援などに関心がある受験生と接続しやすい領域です。
- 発達臨床
- 学習支援
- 応用行動分析学
- 子どもの発達と適応
桂川 泰典教授|学校カウンセリング学・発達障害
学校カウンセリング学、発達障害を専門とする先生です。
スクールカウンセリング、不登校支援、学校適応、発達障害の支援体制づくりなどに関心がある受験生と相性がよい領域です。
- 学校カウンセリング
- 発達障害支援
- 学校適応
- 教育現場での心理支援
熊野 宏昭教授|行動医学
行動医学を専門とする先生です。
医療と心理、心身相関、ストレス、健康行動、慢性疾患支援など、医療心理学と隣接するテーマに関心がある受験生と接続しやすい領域です。
- 行動医学
- 健康行動
- ストレスと心身相関
- 医療現場での心理支援
嶋田 洋徳教授|行動臨床心理学・認知行動療法
行動臨床心理学、認知行動療法を専門とする先生です。
臨床的介入の効果検証、行動臨床的アプローチ、ストレス反応、適応支援などに関心がある受験生と接続しやすい領域です。
- 行動臨床心理学
- 認知行動療法
- ストレスマネジメント
- 介入の効果研究
鈴木 伸一教授|医療心理学・職場メンタルヘルス学
医療心理学、職場メンタルヘルス学を専門とする先生です。
病院臨床、身体疾患患者への心理支援、働く人のメンタルヘルス、産業領域の支援などに関心がある受験生と接続しやすい領域です。
- 医療心理学
- 職場メンタルヘルス
- 産業・労働領域
- 病院臨床
早稲田大学大学院で考えやすい研究計画書の方向性
早稲田大学大学院を志望する場合、研究計画書では、志望教員の専門分野と自分の問題意識を明確に接続することが重要です。
また、早稲田大学の特徴である学際性を踏まえ、「臨床心理学だけ」に閉じない広がりを持たせると、研究科との相性が示しやすくなります。
| 研究領域 | 研究テーマ例 | 早稲田大学との接続 |
|---|---|---|
| 認知行動療法 | 不安、抑うつ、パーソナリティ特性、認知的要因への介入 | 井合准教授、嶋田教授の専門分野と接続しやすい |
| 発達臨床・行動分析 | 発達障害、子どもの行動支援、学習支援、応用行動分析 | 大月教授、大森准教授、桂川教授と接続しやすい |
| 学校臨床 | 不登校、学校適応、スクールカウンセリング、発達障害支援 | 桂川教授の学校カウンセリング学と接続しやすい |
| 医療心理学 | 身体疾患患者への支援、慢性疾患、健康行動、行動医学 | 熊野教授、鈴木教授の専門分野と接続しやすい |
| 産業・労働領域 | 職場ストレス、休職・復職支援、職場メンタルヘルス | 鈴木教授の職場メンタルヘルス学と接続しやすい |
| 心理相談室実践 | 心理面接、プレイセラピー、地域への心理支援、事例研究 | 所沢キャンパス心理相談室での実践的学びと接続しやすい |
面接・説明会で準備したい質問
早稲田大学大学院では、臨床心理学研究領域の出願にあたり、希望教員の説明会参加が必要です。
そのため、正式な面接試験だけでなく、説明会の段階から研究内容と志望理由を整理しておくことが重要です。
- なぜ早稲田大学大学院 人間科学研究科を志望するのですか。
- なぜ臨床心理学研究領域を志望するのですか。
- なぜ公認心理師・臨床心理士を目指すのですか。
- 研究計画書のテーマを選んだ理由は何ですか。
- 志望教員の専門分野と研究テーマはどのように接続していますか。
- 早稲田大学の学際性を、自分の研究にどのように活かしたいですか。
- 心理相談室でどのような学びを得たいですか。
- 研究と実践をどのように往還させたいですか。
- 臨床心理学における倫理的配慮をどう考えていますか。
- 将来、どの現場でどのような心理専門職になりたいですか。
早稲田大学大学院に向いている受験生
- 公認心理師・臨床心理士の両方を視野に入れている人
- 研究と実践の両方を高いレベルで深めたい人
- 認知行動療法、行動分析学、発達支援、学校臨床に関心がある人
- 医療心理学、行動医学、職場メンタルヘルスに関心がある人
- 心理学を教育・医療・福祉・産業と結びつけて学びたい人
- 志望教員との研究マッチングを重視して大学院を選びたい人
- 首都圏の難関心理系大学院を目指している人
Meg心理師国試予備校でできる早稲田大学大学院対策
Meg心理師国試予備校では、早稲田大学大学院を目指す受験生に対して、研究計画書、専門科目、心理学英語、説明会準備、面接、公認心理師・臨床心理士資格取得までを見据えたマンツーマン指導を行います。
特に早稲田大学では、志望教員の専門分野と研究計画の整合性、そして学際的な研究視点が重要になるため、個別対策との相性が非常に良い大学院です。
志望理由の具体化
早稲田の学際性、心理相談室、志望教員の研究、将来像を結びつけて志望理由を整理します。
研究計画書添削
研究テーマ、先行研究、方法、倫理的配慮、教員との適合性を明確にした計画書に仕上げます。
専門科目・心理英語対策
臨床心理学、認知行動療法、発達、教育、医療、研究法、統計、心理学英語を整理します。
説明会・面接対策
希望教員への説明、研究計画、将来像、早稲田で学ぶ理由を自分の言葉で話せるようにします。
Meg心理師国試予備校の関連コース
関連記事
心理系大学院一覧|公認心理師を目指せる大学院を地域別に解説
全国の心理系大学院を地域別に整理し、大学別の院試対策ページへつなぐ親ページです。
研究計画書の書き方講座
心理系大学院受験で重要な研究計画書のテーマ設定、先行研究、研究方法、添削ポイントを解説しています。
卒業論文と修士論文の違いとは?
大学院で求められる研究水準を理解し、研究計画書の完成度を高めたい受験生向けの記事です。
公認心理師と臨床心理士の違いとは?
早稲田大学大学院を検討する前に確認したい、公認心理師・臨床心理士の資格ルートの違いを解説しています。
第9回公認心理師国家試験 合格率60.0%の結果分析
公認心理師国家試験の結果から、大学院進学後に必要な学習管理を解説しています。
スクールカウンセラーのキャリアと現場の課題
学校臨床や教育領域に関心がある受験生に向けて、心理職のキャリアを解説しています。
よくある質問
早稲田大学大学院では公認心理師を目指せますか?
はい。臨床心理学研究領域は公認心理師に完全対応しています。ただし、学部段階で必要科目を履修していることが前提になります。
早稲田大学大学院は臨床心理士指定大学院ですか?
はい。日本臨床心理士資格認定協会の第一種指定大学院です。所定の科目を履修し修了することで臨床心理士の受験資格を取得できます。
早稲田大学大学院の強みは何ですか?
人間科学の学際性、認知行動療法・行動分析・学校臨床・医療心理学など多様な教員陣、そして所沢キャンパスの心理相談室での実践的学びが強みです。
出願前に説明会参加は必要ですか?
はい。臨床心理学研究領域への出願を希望する場合は、希望教員の臨床心理学説明会に出席する必要があります。
研究計画書では何を意識すべきですか?
志望教員の専門分野との整合性、早稲田大学の学際性、研究方法の妥当性、心理相談室など実践との接続を明確にすることが重要です。
Meg心理師国試予備校では早稲田大学大学院対策ができますか?
はい。研究計画書、専門科目、心理学英語、説明会準備、面接、公認心理師・臨床心理士資格取得までを見据えた個別指導に対応しています。
早稲田大学大学院の対策は、研究計画書と志望教員とのマッチングを個別に仕上げることが重要です
Meg心理師国試予備校では、志望教員分析、研究計画書、専門科目、心理学英語、説明会準備、面接、公認心理師・臨床心理士資格取得まで一貫して支援します。
執筆・監修
岩崎 陽一
株式会社アクト代表。Meg心理師国試予備校、Meg看護師国試予備校、Meg獣医師国試予備校、CES医師・歯科医師・薬剤師国試予備校、PMD医学部専門予備校を運営。心理系大学院受験、公認心理師国家試験、臨床心理士資格取得を目指す受験生に向けて、個別指導と学習管理を重視した教育支援を行っている。
参考資料・公式情報
本記事は、早稲田大学大学院人間科学研究科公式サイト、研究領域ページ、免許や資格、教員紹介、入学試験情報、入学試験要項、心理相談室等の公開情報をもとに作成しています。募集人員、試験科目、出願書類、資格対応、実習内容、教員体制は年度により変更される可能性があります。出願前には必ず最新の公式情報をご確認ください。
