福岡大学大学院 心理系院試対策|公認心理師・研究計画書・福岡大学病院との実習連携を解説

Meg心理師国試予備校|大学院別 院試対策

福岡大学大学院で公認心理師を目指すには

人文科学研究科 教育・臨床心理専攻の院試・研究計画書・医療実習・福岡大学病院との接続まで解説

福岡大学大学院人文科学研究科 教育・臨床心理専攻は、教育分野と臨床心理分野を持つ大学院です。
臨床心理分野では、公認心理師の受験資格を得ることができ、研究・実習施設として臨床心理センターが設置されています。
また、病院等と連携した研修や実習も行われています。
福岡大学大学院 教育・臨床心理専攻 概要

福岡大学の大きな特徴は、医学部・福岡大学病院を有する総合大学であることです。
福岡大学病院には精神神経科や子どものこころ診療センターがあり、医療心理、児童思春期、リエゾン、多職種連携、心身症・不登校・摂食障害などに関心がある受験生にとって、研究計画書や実習テーマを具体化しやすい環境があります。

本ページでは、福岡大学大学院で公認心理師を目指す受験生に向けて、院試対策、研究計画書、教員専門分野、福岡大学病院との接続、公認心理師国家試験の合格実績、Meg心理師国試予備校でできる対策までを整理します。

重要|2025年4月以降の入学者は「公認心理師」中心のカリキュラムに注意

福岡大学大学院 教育・臨床心理専攻は、2025年4月入学生より、公認心理師養成をより充実させるカリキュラム改正を行うと公式に告知しています。

その一方で、2025年4月以降に入学する臨床心理分野の大学院生は、民間資格である臨床心理士の認定試験受験要件は満たさなくなるとされています。
そのため、現在の受験生は、福岡大学大学院を「公認心理師を目指す大学院」として理解し、臨床心理士を併せて目指す場合は、必ず最新の公式情報を確認する必要があります。
公認心理師養成のためのカリキュラム改正について

POINT 01

福岡大学大学院は、公認心理師養成に力を入れる夜間大学院です。

POINT 02

臨床心理センター、学校適応支援教室「ゆとりあ」、病院等との連携が特徴です。

POINT 03

福岡大学病院との接続を、医療心理・児童思春期・多職種連携の研究計画に活かせます。

福岡大学大学院 人文科学研究科 教育・臨床心理専攻の基本情報

大学院名 福岡大学大学院 人文科学研究科
専攻 教育・臨床心理専攻
前期課程の分野 教育分野/臨床心理分野
開講形態 夜間大学院
所在地 〒814-0180 福岡県福岡市城南区七隈八丁目19番1号
取得を目指せる資格 公認心理師受験資格
公式情報 教育・臨床心理専攻 公式ページ

※入試制度、募集人員、資格対応、実習先、教員体制は年度により変更される可能性があります。出願前には必ず最新の公式情報をご確認ください。

医学部・福岡大学病院との接続が、研究計画書と実習で強みになる

福岡大学は医学部と福岡大学病院を持つ総合大学です。
教育・臨床心理専攻の公式ページでは、臨床心理分野の研究・実習施設として臨床心理センターが設置され、病院等と連携した研修や実習を行っていると説明されています。

これは、研究計画書を作るうえで大きな意味があります。
心理系大学院の研究計画書では、単に「人の心を支援したい」と書くだけでは弱く、
どの現場で、どの対象者に、どのような心理的課題を、どの方法で支援・研究したいのかを具体化する必要があります。

福岡大学病院の子どものこころ診療センターでは、摂食障害、起立性調節障害、不登校、繰り返す痛み、子ども虐待、チック等に対して、医師、公認心理師/臨床心理士、看護師、ソーシャルワーカー、栄養士、保育士など多職種による外来・入院治療が行われています。
福岡大学病院 子どものこころ診療センター

そのため、福岡大学大学院を志望する場合は、
医療心理、児童思春期、不登校、摂食障害、心身症、多職種連携、地域医療、メンタルヘルスリテラシー
などのテーマを、福岡大学の実習環境や教員専門分野と結びつけて研究計画書に落とし込むことが重要です。

福岡大学病院と接続しやすい研究テーマ

領域 研究テーマ例 福岡大学との接続
児童思春期 不登校、起立性調節障害、摂食障害、心身症、チック 子どものこころ診療センター、多職種チーム医療
精神科臨床 うつ、不安、自殺予防、精神分析的精神療法、リエゾン 福岡大学病院精神神経科・医学部精神医学教室
学校適応 不登校児童生徒支援、学校適応、スクールカウンセリング 学校適応支援教室「ゆとりあ」
地域支援 子育て支援、コミュニティ・アプローチ、メンタルヘルス教育 臨床心理センター、地域支援、心理教育
オンライン支援 遠隔心理支援、インターネットを介した支援、相談アクセス 長江先生の遠隔心理支援システム研究と接続しやすい

福岡大学大学院 教育・臨床心理専攻の院試で確認すべきこと

福岡大学大学院人文科学研究科の入学案内では、教育・臨床心理専攻は博士課程前期・後期に設置されており、一般入学試験、社会人入学試験、外国人留学生入学試験、推薦入学試験などの制度があると案内されています。
また、教育・臨床心理専攻博士課程前期・後期は夜間のみの開講体制を採っていると説明されています。
福岡大学大学院 人文科学研究科 入学案内

確認項目 内容 Megでの対策視点
入試制度 一般、社会人、推薦など 出願資格と入試方式を早めに確認する
研究計画書 出願書類として要確認 医療・教育・地域支援と教員専門分野を接続する
志望理由書 出願書類として要確認 公認心理師を目指す理由と福岡大学を選ぶ理由を一貫させる
面接・口述 募集要項で最新情報を確認 研究計画、資格取得、実習、将来像を自分の言葉で説明する
夜間開講 夜1時限18:00〜19:30、夜2時限19:40〜21:10 社会人受験生は学習計画・実習時間・研究時間の設計が重要

教員紹介と専門分野|研究計画書でつなげやすいテーマ例

福岡大学大学院 教育・臨床心理専攻の臨床心理分野には、心理臨床、フォーカシング、遠隔心理支援、子どもの心理臨床、メンタルヘルスリテラシー、パーソンセンタード・アプローチ、子育て支援など、多様な専門領域の教員が在籍しています。
福岡大学大学院 教育・臨床心理専攻 スタッフ

坂本 憲治教授|青年期・成人期の心理臨床、多職種協働、キャリアカウンセリング

青年期・成人期の心理臨床、多職種協働、キャリアカウンセリングをテーマとする先生です。医療・産業・教育を横断する研究計画書と接続しやすい領域です。

  • 青年期・成人期の心理的適応
  • 多職種協働における心理職の役割
  • キャリアカウンセリングとメンタルヘルス
  • 公認心理師の職域形成

田村 隆一教授|フォーカシング、体験過程理論、臨床心理学研究法

フォーカシングや体験過程理論、臨床心理学研究法を専門とする先生です。心理面接や自己理解、体験の言語化に関心がある受験生と相性が良い領域です。

  • フォーカシングを用いた自己理解支援
  • 体験過程理論と心理面接
  • 心理臨床における「聴く」姿勢
  • 臨床心理学研究法

長江 信和教授|インターネットを介した遠隔心理支援システム

遠隔心理支援システムの開発をテーマとする先生です。オンラインカウンセリング、相談アクセス、地域格差、AI時代の心理支援などのテーマと接続しやすい領域です。

  • 遠隔心理支援と相談アクセス
  • オンラインカウンセリングの可能性と課題
  • 地域格差と心理支援
  • デジタル時代の公認心理師の役割

松永 邦裕教授|子どもの心理臨床、不登校、発達障害、いじめ、虐待

子どもの心理臨床を中心に、不登校、発達障害、いじめ、虐待などを扱う先生です。福岡大学病院の子どものこころ診療センターや学校適応支援教室とも接続しやすい研究領域です。

  • 不登校児童生徒への心理支援
  • 発達障害児への心理的支援
  • いじめ・虐待と心理臨床
  • 子どものこころと多職種連携

村上 久美子教授|メンタルヘルスリテラシー

メンタルヘルスリテラシーに関する研究をテーマとする先生です。心の健康教育、予防教育、学校・地域・職場での心理教育と接続しやすい領域です。

  • メンタルヘルスリテラシー教育
  • 心の健康教育
  • 援助要請行動と心理教育
  • 学校・地域での予防的心理支援

本山 智敬教授|エンカウンター・グループ、パーソンセンタード・アプローチ

エンカウンター・グループやパーソンセンタード・アプローチを専門とする先生です。集団支援、対話、自己理解、人間関係の形成に関心がある受験生に向いています。

  • エンカウンター・グループの教育的効果
  • パーソンセンタード・アプローチ
  • グループ支援と自己理解
  • 地域・学校における集団支援

満身 史織准教授|コミュニティ・アプローチ、子育て支援

コミュニティ・アプローチや子育て支援を専門とする先生です。地域支援、保護者支援、子育て支援、福祉領域との連携に関心がある受験生と接続しやすい領域です。

  • 子育て支援と心理職
  • 地域における心理支援
  • 保護者支援とコミュニティ支援
  • 支援につながりにくい家庭へのアプローチ

福岡大学大学院で評価されやすい研究計画書の方向性

福岡大学大学院を志望する場合、研究計画書では「公認心理師としてどの現場で、誰に、どのような心理支援を行いたいのか」を明確にする必要があります。
特に、福岡大学病院、臨床心理センター、学校適応支援教室「ゆとりあ」、病院等との研修・実習を踏まえると、以下のようなテーマが考えやすくなります。

研究領域 研究テーマ例 面接で説明すべき視点
児童思春期臨床 不登校、起立性調節障害、摂食障害、子ども虐待、いじめ 医療・教育・福祉の多職種連携をどう考えるか
医療心理 精神科臨床、リエゾン、心身症、患者支援、家族支援 福岡大学病院との接続をどのように活かすか
学校適応 不登校支援、学校適応、スクールカウンセリング、援助要請 学校適応支援教室「ゆとりあ」との接続を説明する
遠隔心理支援 オンライン相談、地域格差、相談アクセス、ICTと心理支援 公認心理師の新しい支援領域として説明する
メンタルヘルス教育 心の健康教育、予防教育、メンタルヘルスリテラシー 社会の要請に応える公認心理師像とつなげる

公認心理師国家試験の合格実績

福岡大学は、公認心理師国家試験において高い合格実績を公表しています。
第9回公認心理師国家試験では、2026年3月に福岡大学大学院人文科学研究科 教育・臨床心理専攻を修了した5人全員が受験し、全員合格したと公表されています。
昨年の第8回試験に続き、修了生の合格率は100%でした。
第9回公認心理師国家試験で新修了生全員が合格

試験回 受験者数 合格者数 合格率
第9回公認心理師国家試験 5人 5人 100%
第8回公認心理師国家試験 4人 4人 100%

※福岡大学が公表している修了生の結果に基づく情報です。年度により受験者数・合格率は変動します。

面接・口述試験で準備したい質問

  1. なぜ福岡大学大学院 教育・臨床心理専攻を志望するのですか。
  2. なぜ公認心理師を目指すのですか。
  3. 臨床心理士ではなく、公認心理師中心のカリキュラムで学ぶ意味をどう考えていますか。
  4. 福岡大学病院や病院等との連携を、どのように自分の研究・実習に活かしたいですか。
  5. 研究計画書のテーマを選んだ理由は何ですか。
  6. 志望教員の専門分野と自分のテーマはどう接続しますか。
  7. 医療・教育・福祉など多職種連携の中で、公認心理師はどのような役割を果たすべきですか。
  8. 児童思春期・不登校・心身症・発達支援などに関心がある場合、その背景をどう説明しますか。
  9. 夜間大学院で学ぶうえで、学習時間・実習・研究をどう両立しますか。
  10. 将来、公認心理師としてどの領域で働きたいですか。

福岡大学大学院に向いている受験生

  • 公認心理師を中心に心理職を目指したい人
  • 福岡大学病院や医療施設との接続に魅力を感じる人
  • 児童思春期、不登校、心身症、摂食障害、子ども虐待などに関心がある人
  • 臨床心理センターや学校適応支援教室での実践的な学びに関心がある人
  • 夜間大学院で、仕事や生活と両立しながら専門性を高めたい人
  • メンタルヘルスリテラシー、遠隔心理支援、子育て支援など、現代的な心理支援に関心がある人

Meg心理師国試予備校でできる福岡大学大学院対策

Meg心理師国試予備校では、福岡大学大学院を目指す受験生に対して、研究計画書、志望理由書、専門科目、面接、公認心理師国家試験までを一貫して見据えたマンツーマン指導を行います。
特に福岡大学では、公認心理師養成、医療施設との連携、夜間大学院、臨床心理センター、学校適応支援教室という特徴を踏まえた対策が必要です。

志望理由の具体化

公認心理師を目指す理由、福岡大学を選ぶ理由、医療・教育・地域支援への関心を整理します。

研究計画書添削

福岡大学病院、臨床心理センター、学校適応支援教室、教員専門分野との接続を明確にします。

専門科目対策

臨床心理学、心理アセスメント、心理支援、公認心理師カリキュラムの重要項目を整理します。

面接対策

公認心理師としての将来像、医療現場での多職種連携、研究テーマの妥当性を説明できるようにします。

Meg心理師国試予備校の関連コース

よくある質問

福岡大学大学院では公認心理師を目指せますか?

はい。教育・臨床心理専攻の臨床心理分野では、公認心理師の受験資格を得ることができます。

福岡大学大学院では臨床心理士も目指せますか?

2025年4月以降に入学する臨床心理分野の大学院生は、臨床心理士認定試験の受験要件を満たさなくなると公式に告知されています。現在の受験生は、公認心理師を中心に確認する必要があります。

福岡大学大学院は医療施設との接続がありますか?

はい。臨床心理センターに加え、病院等と連携した研修や実習が行われています。福岡大学病院には精神神経科や子どものこころ診療センターがあり、医療心理に関心がある受験生にとって重要な環境です。

福岡大学大学院は社会人でも学びやすいですか?

教育・臨床心理専攻は夜間のみの開講体制を採っています。ただし、実習や研究時間も必要になるため、出願前に学習計画を具体的に立てることが重要です。

研究計画書では何を意識すべきですか?

公認心理師としての将来像、福岡大学病院や臨床心理センターとの接続、志望教員の専門分野、研究対象と方法を一貫させることが重要です。

Meg心理師国試予備校では福岡大学大学院対策ができますか?

はい。研究計画書、志望理由書、専門科目、面接、公認心理師国家試験までを見据えた個別指導に対応しています。

福岡大学大学院の対策は、公認心理師養成と医療実習の文脈を押さえることが重要です

Meg心理師国試予備校では、福岡大学大学院の特徴に合わせて、研究計画書・志望理由書・面接・公認心理師国家試験まで一貫して支援します。

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執筆・監修

岩崎

岩崎 陽一

株式会社アクト代表。Meg心理師国試予備校、Meg看護師国試予備校、Meg獣医師国試予備校、CES医師・歯科医師・薬剤師国試予備校、PMD医学部専門予備校を運営。心理系大学院受験、公認心理師国家試験、臨床心理士資格取得を目指す受験生に向けて、個別指導と学習管理を重視した教育支援を行っている。

参考資料・公式情報

本記事は、福岡大学大学院人文科学研究科、福岡大学病院、福岡大学公式サイト等の公開情報をもとに作成しています。入試制度、募集人員、試験科目、資格対応、実習内容、教員体制、資格試験結果は年度により変更される可能性があります。出願前には必ず最新の公式情報をご確認ください。