心理系大学院卒のキャリア〜医療領域で活躍する先輩Aの場合〜
先輩の声から描く、私の未来。 ー心理系大学院卒のキャリアー

はじめに
心理系大学院への進学はゴールではなく、心理の専門家として歩み始めるためのスタートラインです。
しかし、受験勉強に取り組むなかで、「修了後はどのような場所で働くのだろう」「実際の仕事はどのようなものなのだろう」と、不安や疑問を抱く方も少なくありません。
このコーナーでは、心理系大学院を修了し、さまざまなフィールドで活躍されている先輩方にお話を伺いました。先輩たちの歩みを通して、皆さんが将来のキャリアを具体的にイメージするきっかけになれば幸いです。
CASE 01
医療領域で活躍する先輩Aの場合
Aさんプロフィール
- 最終学歴:心理系大学院 修士課程修了
- 保有資格:公認心理師
- 勤務先:地元の精神科・心療内科クリニック
当時から心理学に興味があり、大学で専門的に学びたいと考えていました。そのなかで、公認心理師という資格があることを知り、将来的に心理職として働きたいと思ったことから、大学院への進学を目指すようになりました。
心理職として働くうえで、精神疾患の症状や病態について深く学びたいと考えていたため、医療領域を選択しました。
また、授業で学んだ知識だけでなく、実習で担当したケースやスーパーヴィジョンでの経験も、現在の業務に大いに活かされています。
現在は正社員として勤務しています。収入は決して高いとは言えませんが、勤務量とのバランスを考えると満足しています。ただ、機会があればもう少し働いて経験を積み、収入も増やしたいと考えています。
業務としては事務作業が比較的多い印象です。仕事量はありますが、一つひとつの負担が大きいわけではないため、強い負荷を感じることはありません。
一方で、心理検査の所見作成は経験が浅いうちは時間がかかり、苦労することもありました。
現在の職場では、患者さんと深く関われるのは初診時が中心です。その後の経過を継続的に追う機会は多くありません。そのため、将来的にはカウンセリング業務が充実している職場でも働いてみたいと考えています。
私自身、心理学は資格取得や仕事だけでなく、人生そのものに活かせる学問だと感じています。
皆さんが目標に向かって進めるよう、応援しています。頑張ってください!
編集後記
心理職のキャリアは一つではありません。
今回ご紹介したAさんは、精神科・心療内科クリニックという医療領域で経験を積みながら、将来のキャリアについても主体的に考え続けています。
大学院での学びや実習経験が、修了後の現場でどのように活かされるのか。その一例として、これから進学を目指す皆さんの参考になれば幸いです。
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西南学院大学卒業、同大学大学院修了。公認心理師。Meg心理師国試予備校講師。大学院受験・国家試験受験の経験をもとに、受験生支援を行っている。
