Meg【大学院試験対策コース】卒業論文と修士論文のちがいとは?〜研究計画書作成にあたって

心理系大学院の受験を考え始めると、多くの方が最初に悩むのが研究計画書です。

特に、大学院試験では「何を書けばよいのか分からない」「卒論の延長のように書いてよいのか迷う」という声をよく耳にします。そのときにまず押さえておきたいのが、卒論と修論の違いです。

この違いを理解せずに研究計画書を書いてしまうと、テーマ設定や問題意識の立て方が浅くなり、大学院で学ぶ準備が十分でないと見られてしまうことがあります。

研究計画書は、単に「興味があることを書く書類」ではありません。
大学院でどのような問いを立て、どのような方法で研究を進めていこうとしているのかを示す、いわば「大学院での学びの設計図」です。

だからこそ、卒論と修論の違いを理解したうえで書くことが重要になります。


卒論と修論は何が違うのか

卒論と修論は、どちらも大学・大学院で提出する研究論文ですが、求められる水準や役割には明確な違いがあります。

卒論は、学部での学びの集大成として書くものです。大学で学んだ知識や先行研究を踏まえながら、一つのテーマについて自分なりに整理し、考察することが求められます。卒論では「研究の基本を身につけているか」「文献を読み、論理的にまとめられるか」が重視されます。

一方で修論は、大学院での研究成果としてまとめるものです。卒論よりも一段深く、より明確な研究課題を設定し、方法論を意識しながら、自分なりの知見や新しさを示すことが求められます。単なる知識の整理ではなく、「何を明らかにしたいのか」「どのように検証するのか」「その研究にどのような意義があるのか」まで踏み込む必要があります。

卒論は学部段階の到達点であり、修論は研究者・専門職としての入口に近い位置づけです。


研究計画書で卒論と修論の違いを意識するべき理由

大学院受験の研究計画書は、完成された修論そのものを求められているわけではありません。しかし、少なくとも「修論とはどういうものか」をある程度理解したうえで書かれている必要があります。

▼卒論の感覚のままだとなりがちな例

「〇〇に興味があります」
「〇〇について調べたいです」
「将来心理職として役立てたいです」

こうした内容自体が悪いわけではありません。ただし、これだけでは大学院で研究を進める計画としては弱く見えてしまいます。大学院では、興味関心を出発点としながらも、それを研究課題へと絞り込み、検討可能な形にしていく力が求められるからです。


「学んだことをまとめる」卒論と「問いを深める」修論

心理系大学院の研究計画書を書く際、「発達障害に興味がある」「不登校支援に関心がある」と書くだけでは不十分です。そこからさらに、以下の点まで整理していく必要があります。


どの対象に着目するのか

何を明らかにしたいのか

なぜそれが問題として重要なのか

どのような方法で検討しようとしているのか


通信制大学で卒論がない場合は不利なのか

結論から言えば、卒論がないこと自体が直ちに不利になるわけではありません。大学院入試で見られているのは、卒論を書いたという事実ではなく、研究計画書の中で「基礎的な姿勢や思考力」が示されているかどうかです。

卒論がない方の対策ポイント
1. 関心分野の文献を一定量読む
テーマを絞る作業や、先行研究を踏まえて問いを立てる「型」を学びます。
2. 研究可能な形に絞り込む
「不登校に関心がある」から「中学生の不登校経験者における自己肯定感の回復過程」のように具体化します。
3. 学術的な書き方を身につける
結論を先に示す、文献的根拠を入れるなど、感想文ではない論理的な文章を意識します。


Meg心理師予備校のサポート

Meg心理師予備校の大学院試験コースでは、研究計画書の作成を単なる添削ではなく、「思考整理のプロセス」として重視しています。
卒論経験がない方には文献の読み方から、経験がある方には修論レベルへの深化を、マンツーマンで丁寧にサポートします。

研究計画書の不安を、合格への自信に変える

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この記事の著者
岩崎 陽一

医師・歯科医師・薬剤師国家試験予備校CES、看護師・助産師・獣医師国家試験予備校Meg、医学部専門予備校PMDを運営する株式会社アクトの代表取締役。15年以上にわたり教育サービスの経営に携わり、受験生一人ひとりの理解度に合わせた個別指導と、暗記に頼らない本質的な学習の重要性を提唱し続けている。Meg心理師国試予備校では、合格だけをゴールとせず、合格後の現場でも活きる力を見据えた指導体制の構築に取り組んでいる。